古いふとんを打ち直して再販売することは昔から行われてきたことです。
しかし「再利用わた」と表示して販売することは業界ではタブーでしたから、あいまいな表示のままで販売されてきました。それは打ち直しわたには「他人が使ったふとん」というイメージをもたれるため、不潔、不純、不正流用、などのイメージがどうしても伴うためでした。
特に純粋のコットンふとんを販売する上で、混ぜ物や再利用わたを混入されるのではないかと疑われることが、販売者が一番恐れていることです。ですから製品の信用を重んじる上ではリサイクルふとんとして販売することはありませんでした。
現実には、良質なわたが買い替えなどで捨てられることは「もったいない」ことですから、打ち直して小座布団などに作って売っていましたし、市販の低価格製品の中には再生わたが使われているものは少なくありません。
一方で各家庭ではふとんの手入れ法として、打ち直して風合いを取り戻すことは広く行われてきました。自分の使ってきたふとんなら何度打ち直しても気持ち悪いことはないからです。
このようにわたの打ち直しは今日でも広く行われているのですが、ふとん素材が化繊、ウールなど多様化し、大量生産による低価格品が増えてきてから、捨てられるふとんが大量に発生するようになってきました。
捨てられるふとんの多くはまだまだ再利用できる素材です。紙製品から電化製品、自動車までリサイクルが始まっている時代の中で、この貴重な資源である「わた」素材を有効活用すること、いや、現に行われていることが注目されてきたのは当然のことと思います。
これまでは環境問題を商売に利用するような誤解を恐れて、あまり積極的に販売していなかったのですが、わたの衛生面についても安心しておすすめできる環境になってきました。タブーだった「再生わた」が地球にやさしいエコ製品として、誇りを持っておすすめできる時代になりました。どうかご愛用のほどお願いいたします。 |